適度な運動には本当に救われる


運動は思っているよりもダイレクトに心に働きかける。別にムキムキになる必要はない。

適度な運動って?

そもそも適度な運動というのはどのくらいのことをいうのだろうか。インターネットで調べてみると推奨量は週に150分ということらしいが、運動強度はどの程度がいいのだろうか。

私は週3回、汗をかく程度の運動を1回あたり30分というふうに記憶していた。最大心拍数の60%もあれば十分とのことだが、最大心拍数は220-年齢で求めるので、雑といえば雑だといえる。

こんな記事がある。
「適度な運動」の「適度」がどのくらいなのか研究で判明
要は一定レベルの運動をしていれば問題ないということらしい。

問題はやりたいかどうか

実は私は運動をやり過ぎた口である。
マスターズスイミングに登録し、練習メニューを組んで毎日3キロ泳いでいた。
それも楽しく毎日泳いでいたのならいいが、レースのタイムを意識し、自分を追い込むような厳しい練習を課していた。

ここまでやると運動と仕事の二足のわらじとなってしまう。つまり、高度なセルフコントロールが求められるわけだ。
また、こんな量の運動をしていると食事管理も非常に重要になる。食費も上がる。

こうして運動自体がストレスになってしまうとフィジカルはともかく、メンタルに問題がでてきてしまう

やはり、何事にもほどほどというものがあるのだ。

どうすればいいのか

私のように過剰に運動をして追い込んでしまう人はまずいないと思うが、「運動といえばジョギングだし、それを毎日やるなんて無理だ」という人はいるかもしれない。

まず、楽に長く走れるフォームを身につけていなかったり、体重が重すぎる人にはジョギングはおすすめできない。体力云々の前に、怪我をしてしまう可能性が非常に高いからだ。だから、そもそも「運動といえばジョギング」ではないのだ。

それではと、ジョギングをウォーキングに変えたところで問題は解決しないだろう。
そうだ。そもそも外に出たくないのだ。運動のつらさの前に、外にでること自体が非常にツライのだ。

そこでおすすめしたいのが踏み台昇降だ。私もこの商品を愛用している。

単純なリズム運動なので心を落ち着けるのに非常に効果的であるし、ウォーキングより運動負荷が高い。何より室内でできるので誰かと顔を合わせなくていいし、お腹が痛くなっても大丈夫だ。暑い日も寒い日も比較的手軽に運動にとりかかることができる

しっかり運動に集中してやるのに越したことはないが、そうでなければ意味がないなんてことはない。まずはテレビを見ながらでも、はじめてみることが大切だ。最初は天気予報の5分だけでもいい。苦もなく取り掛かれるようになってから時間を少しずつ伸ばせばいいのだ。

気分が落ち着くし、安眠の助けにもなる。汗をかきはじめるまでは15分くらいかかるが、家にいながら気持よく汗がかけて、シャワーも気持ちが良い。この程度の運動で驚くほどの効果があって副作用はないので、ぜひみんなに試してもらいたい。

体感では、週3回ではなくて、ほんの少しでもいいから毎日やるほうが、メンタルには効くような気がする。メンタルを安定させる運動とフィジカルを鍛える運動は、しっかり分けたほうが長く続けられるように思う。

とある本には「運動をすることは抗鬱剤と同じ効果があるのではなく、運動をしないことは鬱になる薬を飲んでいるようなものだ」とあった。運動習慣が今までなかった人ほど、効果があるだろう。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

水蕗をフォローする