都心の職場の近くは鬼門
都心には多くの心療内科がある。それこそコンビニじゃないかと思うほどである。
ただ、その多くが薬を処方して終わりである。満足に診断をしないまま、患者のいうままに薬を処方しているようにすらみえる。
「とにかく眠れないので睡眠薬を処方してください。」というニーズもあるのだろう。処方箋がないと睡眠導入剤までしか買えないし、値段も高い。処方箋目当てのただれた関係(?)の需要と供給もあるのだ・・・。
私もその口で、それがツケとなってかえってきていると私は感じている。
書籍も出している人気の病院?
会社の産業医だからということで社命で通院したことがある。
予約をしているのに2時間待ち。医者自らカウンセリングをするもなんだか軽い感じで、前回何も処方していないのに、ニヤニヤしながら「どう?パニック障害。治った?どう?」というノリで、こういってはガサツで申し訳ないのだが、ぶん殴りたくなったものだ。
そこに行くと、死んだ魚の眼をした人がところ狭しと座っていて、どんよりとした雰囲気だったし、患者をさばく受付の女性も疲弊しているようだった・・・。
利便性は無視しろ
私は上司との1回のやりとりで病院を変えた。やりとりの内容は以下のとおりだ。
上司「病院に行くというから半日とかかかるのかと思ったけど早すぎないですか?」(上司は年下なので通常は丁寧)
私「歩いて5分くらいですから・・・。」
上司「いやでもかかったの30分くらいですよね? 行って帰って10分だとしたらお医者さんと20分も話してないってことじゃないですか。」
私「え、あ、はい。(さらにお薬まで処方してもらってこの時間とか言えない)」
上司「ボクは専門家じゃないから細かいことはよくわからないけど、たかだか15分とかそのくらいの時間で十分な診断と処方ができるとは思えないんですが、その病院は大丈夫なんですか?」「そんなことでちゃんと治るんですか?」「ちゃんとお医者さんと話して足並みを揃えて治していこうという環境じゃないと治らないんじゃないですか?」
正論である。非の打ち所がない。そしてカウンセリングをしてもらえるというところを検索したのだった。
病院は大盛況
会社は都心で私の住まいは千葉県船橋市なのだが、通勤途中にある通えそうなカウンセリングのある病院は全滅だった。初診を受け付けていないのである。エリアで仕分けていて「あんたは対象外」といわんばかりに嫌そうに断るところもあった。まさか、病院を探していてこんなみじめな気分になるとは思わなかった。
やっと見つけたのは会社と反対方向に40分くらいの場所にある病院。だからといって田舎にあるわけではなく、2週間先の予約がとれないことはよくある。なんだかんだといって、もう2年以上もお世話になっている。