よくばらない焦らない

少し回復してきて、何かできるようになったときに、何かを取り返すように詰め込んでしまうことがある。まだ無理だ。やめたほうがいい。実は先にやることがある。

メンタルトレーニングだって筋トレと同じ

走り方が悪くて怪我をしてしまったのが、うつであるとしよう。

少し回復してきた状態というのは、怪我は治って歩けるようになってきた状態だといえるだろう。

でもまだ、筋肉が戻ってきていない。そもそも、怪我の原因であった走り方を直していない
この状態で走りだしては、また怪我をしてしまうのは目に見えているだろう。
ここはぐぐっとこらえてゆっくり少しずつ進めていこう。

原因をさぐろう

先程は「走り方が悪くて」と述べたが、それはどこ悪いのかがまだ分かっていない状態だ。

そして、どこが悪いかは、走っているところを専門家にみてもらうのが一番早いのだか、いまは走れる状態ではない。

だから、怪我の状態や怪我をしたときどういう状況だったかを思い出したり、走らないまでも擬似的に走るような動きをして、悪い部分を見つけ出すしか無い。

悪い部分が分かったら、今度はそういう動きにならないようにトレーニングをしなくてはいけない。

何度も繰り返さなくてはいけないだろうし、そもそも実際に走っているわけではないので、走っているときにうまくいくかどうかはわからない。

恐らく、認知療法をフィジカルのトレーニングにおきかえるとこういう感じになるのだと思う。

身体だってすぐには柔らかくならない

運良く、原因が分かって、動かし方が分かったところで、それがすぐに出来るわけではない。

身体のかたさが原因にだとしたら、やわらかくするのには時間がかかる。

実際にうつも、そんな感じなんだろうと思う。健常者なら柔らかい部分が、すごくかたくなっているせいで、負荷が特定の場所に集中してしまっているイメージが非常にしっくりくる。

身体をやわらかくするには、毎日柔軟をするしかない。いくら早くやわらかくなりたいからといって、寝る間を惜しんで柔軟していても、今度は別の問題が起きてしまう。

ぱっと原因が見つかって直ぐに修正できて、ささっと第一線に戻れるなんて考えない方がいい。

今まで気合と努力と根性と痛み止めで前に進んでいたが、それもできずにうずくまってしまった状態からでは、まず原因を探る気にもならない。やっと、何とか探ろうという気になったもののちょっとした動作で激痛が走る。

心が今そういう状態かもしれないのだ。ヘタをすると走れなくなってしまうかもしれない。焦りは禁物だ。

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