うつのリハビリは「ちゃんとすること」ではない

それなりの時間をかけてうつになっていった場合、うつじゃなかったころの状態は覚えていないかもしれない。
でも、早寝早起きの規則正しい生活をして、しっかり運動して笑顔を絶やさないなんて時期があっただろうか?

理想は理想

うつからかけ離れた生活行動に憧れをいだき、それを目指して努力するのは素晴らしい。

早く起きてジョギングなどして、シャワーを浴びて、朝ごはんを食べて、身支度を整えて素敵な笑顔で「行ってきます」から始まる平日の1日なんて最高に健康的である。

しかし、それを達成すべき当然の姿と捉えてはいけない
それができていない自分を見て「やっぱりダメだ・・・」と自信を失ってしまう

社会復帰という一時的でマストな目標とは別のものだということを忘れてはいけない。

会社に行き続けることができれば達成

月曜から憂鬱なんて誰でもあることだ。
会社に行きたくないということもあるし、満員電車が好きな人もほとんどいないだろう。

それを頑張ってなんとか続けることができないから病気なのである。

多少つらくてもジリ貧でなければ達成となる。
ある程度の収入は一応約束されるし、急場は凌げる。
給料泥棒のような言われ方も視線も少なくなる。

ただし、これはいうほど簡単ではない
できている人はできているから簡単というのであって、できない人と何が違っているのかは知らないのである。
回りの誰も知らないことを見つけるだけでなく、発見を実践に変えなくてはいけないのだ。簡単なわけがない。

専門家の力を借りて疲れの収支を合わせる

疲れというのは、主に心労ということになるだろうが、ジリ貧でなければいいのだ。
少しずつでも日常生活で心の余裕の貯金ができていれば御の字である。

リハビリ期こそお医者さんやカウンセラーの力を借りるべき時だ。
疲れというものを医者の名を借りて受けないようにしていくのだ。

「残業はしてはいけない」と医者に言ってもらえばいい。
「まだ外で飲んではいけない」と言ってもらえばいい。

勝手に医者がそう言っていることにしなくても、実際に相談して「そうですね。まだやめたほうがいいですね。」と言われたら、「医者にとめられているので」と断っていいのである。
医者やカウンセラーに困っていることを相談して、専門家の言葉を利用していいのだ。
利用というとあまりいい感じはしないが、専門家と相談して決めた方針に則って生活をしていくのはまさにリハビリなので、気に病むことはない。

リハビリができれば光が見える

専門家と相談して方針を決めて進めていくということがリハビリである。
これはもしかしたら、うつ状態になるときに欠けていた行動ではないだろうか?

我慢して溜め込んだりイライラしたりする前に、相談をして方針を決めていけばうつ状態にならなかったのではないだろうか?

もちろんすぐにうまく調整ができるようになったりはしない
こちらに否がないような相談の仕方だったとしても、逆上する人もいるかもしれない。
調整をしようがなくて、自分が変わらなくてはどうしようもないことがあるかもしれない。

だから、すごく時間がかかると思う。
私だって数年かかっているし、こういうことを気がついたのはつい最近だ。誰も教えてくれないことなのだ。

自分の気持ちを大切にして他人と調整をすることをしていけば、だんだんうまくなるし、そのうち疲れの収支が逆転する
これがリハビリ完了ということなのだ。

うつから得がたい教訓を得て、よりよい生き方ができる方法を手に入れよう。
頑張って我慢するのではなく、頑張って調整をすれば、どんどん楽になる。
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