ウツ休職中にやった「人には言い難いリハビリ術」

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もう十分休んだ

当時の私は5ヶ月の休職期間をもらい、はじめの1ヶ月はひたすら寝た。昼夜関係なく、寝たい時に寝て食べたい時に食べた

ひどい風邪にかかったときと同じように、体力の回復をはかろうとしたのだ。

自分でそうしようと思いついたわけではなく、カウンセラーに「なんで朝起き無くてはいけないんですか?好きなように起きたり寝たりして何が悪いんですか?」と言われたのがきっかけだった。

このままで治るはずがない

食っちゃ寝を繰り返して、月に一度出社をして面談。カウンセリングは隔週。

それ以外はほとんど外に出ない。自炊ができるものだからあまり外に出る必要もなかった。

さてはて、気持ちのほうはある程度落ち着いたものの(それでも死にたくはあったが)、外からの刺激がないので、自分を客観的に見ることも、自分以外の世界があることにも、実感がわかない状態となっていた。

当時、そんな分析ができていたわけではないが、「寝たきり老人が寝たままな状態から歩けるようになるはずがない」というような不安に襲われていた。つまり、このままでは朽ちるだけだと直感的にわかっていた。

新うつではない!

一時期、医者も会社も「新うつ」と称して、一部のうつ状態の若者を排斥する傾向があった。

その手の話を細かくするつもりはないが、真実は「自分の行動が社会的にどう見られるか分からない若者が自分なりのやり方でウツを治そうとしてウェーイしたけれど裏目に出て悪化した。けれど自分は治療をしているのだから間違ったことをしていないしこれは権利だと主張した。」ということなのだと思う。

ただ、真実はどうでもいいのである。

人はレッテルをはることで、安直に人を判断する傾向がある。自分にとって都合の悪い人を、社会的によしとされていないステレオタイプに当てはめることで、排斥することが理にかなっていると主張する傾向もある。

なぜこんな話をしたのかというと、これからいうリハビリ術が「ウェーイ」しているように見えかねないからだ。

日帰りバスツアーで安全に刺激をもらう

現地集合現地解散が楽でいいと健常者は思うのかもしれない。

ところが当時の私はこう考えたのだ。

「名所や名物が分からないし、結局宿から出ないかもしれない。それは旅行と呼べるのか?それはお金の無駄ではないのか?」

このマインドセットだと、お金を払っておきながら家から出ないということさえある。

そこで、お一人様OKの日帰りバスツアーである。

私の場合はひと駅行けばそういったバスツアーの待ち合わせポイントがあったので、幸運と言える。(クラブツーリズムはお一人様OKの旅がある。)

ひとたびツアーに参加したら、点呼がつきまとうし、自分が適当なことをすることで同行しているツアー客に迷惑がかかる。否が応でも社会性を意識させられる。

窮屈かと思いきや、バスの中では寝ていられるので、要所々々で頑張ればいい。ガイドさんがいるし、サービスとして考えられたタイムテーブルだから、旅行としての一定の水準を満たしているし、動けなくなって野垂れ死ぬこともない。相談もできる。

ただ、かなりの刺激なので月に1回やれば十分だ。

巡り合わせが悪くてマナーの悪いおばちゃん集団もいたりするが、それはそれで大きな気づきを得られたりする。

「こんな何してきたか分からないおばちゃんたちでも、結婚して子供作ってこうやって友達と旅行したりして楽しく生きているんだ。」とちょっと失礼なことを思ってしまったりもする。

しかし、こういうふうに考えることは重要で、自分が楽しむことにOKを出しやすくなるのだ。

最後に

人の目を気にすることは、社会で生きていくうえで必要なことではある。しかし、人の目が気になりすぎるあまり、引きこもるようでは社会性が失われていく。

社会に疲れたからウツになったのかもしれないが、社会とうまく折り合いがつけられなかったからウツになったとも言える。社会から目をそらさず、脳に刺激を与えることを忘れずに、自分の楽しめるやり方で、社会性を取り戻してほしい。

その点で、休職中の日帰りバスツアーはおすすめしたい。慣れれば結構楽しいものである。

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