不安な気持ちの棚卸しには書き出しが有効

不安に押しつぶされそうだけれどもどうしたらいいのか分からない場合、不安から目を背けて逃げ出してしまってもいいが、正面から向き合って解決していく方法もある。

「うつ抜けをしてやる」と覚悟を決めたのならば、ひとつ立ち向かってみてはどうだろうか。

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書き出しが有効な理由

頭のメモリーを補える

ウツは頭のワーキングメモリーが足りなくなってしまった状態だ。頭を占拠しているのは主に不安だ。

この不安という無限ループしているプロセスを紙に追い出すことで、正常な感情や思考を取り戻そうというわけだ。

客観的に見ることができる

「言いようのない不安」というが、これを敢えて言葉に変換する。それには紙に書くのが一番だ。明確に言語化できる。

そして書いた紙を自分で見ることになる。まさに字の通り「客観的に見る」わけだ。

気持ちが落ち着く

「言いようのない不安」は掴みどころがないが、具体的な不安には対処がしやすい。

原因が分かるだけで解決してしまうこともある。しかし、そうでなくとも前進したということ自体に安堵を覚えるものだ。

書き出しのやり方

文章ではなくていい

長い文章をかけるほどのメモリーが頭には残っていないはずだ。一文でもいいし、単語だけでもいい。それこそ「なんか怖い」でもいいのだ。

書き出すものは付箋でも無地のノートでも構わない。もちろん、無地のノートに付箋を貼り付けていって、そこに赤を入れていくのでもOKだ。

とにかく書き出してみることだ。

自問自答する

自分で書いたその言葉にツッコミを入れていくことで話を広げよう。

「なんか怖い」と書いたのなら、「何が?」とか「それは誰かのこと?」とか「将来のこと?」とかそういう質問でもいい。

そこに「はい」「いいえ」を書いたりして更に深くすすめていく。手詰まってきたら別の感情を捕まえて書き込んでいってもいいし、「そもそもこの質問って何か意味ある?」と切り込んでもいい。

考えてもしょうがないことを消し込む

削除していくのではなく、ぐるっと囲って「これは今考えてもしょうがない」みたいな感じで赤を入れていく。

たとえば「もし会社をクビになったらどうしよう」というようなifの手を打っておくのは構わないが、思い悩んでもしょうがない。そういったことを書いていく。

書き出した後は

いつでもやめていい

答えを出すのが目的ではなく、不安の無限ループのプロセスを切ってしまうのが目的なので、気分が悪くなってきたり飽きたりしたらいつでもやめて構わない。

一晩残しておく

書き出したものは一晩残しておこう。寝て起きたときに見ると意外とくだらないもので溢れていることに気がつくはずだ。

この世の終わりかと思えるほどあんなにあたふたしていたのに、書き出して外に出しておくだけでいい感じに干からびているというこの感覚を味わおう。

捨ててしまって構わない

これはいわばデトックスである。へその緒ならいざしらず、日焼けをして剥がれた皮を後生大事に取っておく人もいないだろう。

「これはゴミだゴミ」と認識できたのなら捨ててしまって構わない。

最後に

書き出すということがどういうプロセスを経ているのかを考えてみれば、書き出すということ自体が頭を使う人間らしいことだと分かるだろう。

抽象的な概念や感情を「言語」という一般的なものに当てはめて可視化させる。その際には頭も手も使う。もちろん可視化された文字を見るし、読む。

もっと「思ったことを書いてそれを読むこと」の素晴らしさを知ってほしい。

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