やはり、運動はいいものだと身に沁みました。危うく引きこもりになるところでした。再発気味な今だからこそ分かる、無理のない運動法を伝授致します。
そもそも、ウツ状態のひとですら(うつ病までいってなくても)、ジョギングなんて無理ですよね。誰かが連れ出してくれるのならばできるのかもしれませんが、一人でやるなんてことは絶対に無理です。買い物も一人でいけないのに、ジョギングなんて絶対に無理です。(逆に、うつ状態に入る直前に、海に向かって走ったり、階段ダッシュするのは、理にかなっていると言わざるを得ません。そして、吠えて、本能を呼び覚ますのです。これは笑いごとではありませんよ?)
実は、私、お風呂が大好きで、休みの日ともなると、1日5回入ったりしていました。しかし、今日はそのお風呂ですら苦痛です。なぜだかは分かりません。
もう、布団にずっと転がっていたいのです。しかも、寝ているのが楽しいとかそういうことではなく、動けなくてそうせざるを得ないという感じになります。
流石に暗い寝室にずっといると良くないので、居間に移動はします。しかも、朝のうちに(9時前に)。そこで耐えられなくなったら、床暖房の上にシュラフをかぶって寝ています・・・。もちろん、カーテン全開です。
閑話休題。
そこで、トリガーとなったのが、スクワットです。
スクワットをいきなり一人で始めるのは難しいのですが、ジョギングアプリで有名なRuntasticがスクワット用のアプリを出しています。楽ちんなトレーニングプランがデフォルトで設定されていますので、それをひたすら進めていくだけです。
これが、結構、いいのです。
仕組みはたいしたことないかもしれませんが、最初にやるのは、アプリを起動して、肩幅に足を開いて立つだけです。
そこからカウントダウンが始まって、最初は数回やるだけです。インターバルがあって、また数回・・・と4セットくらいやるのです。
たったこれだけなのですが、今日、負のスパイラルを断ち切るだけのポテンシャルを感じました。
私の場合は、既にもうフルセットやると100回近くなるようなレベルにはあるのですが、最初のセットが20回程度なら、どんな精神状態でも、まあ、やれないことはないのです。(そもそも頑張れば連続200回くらいならスクワットできるので。フルマラソンのサブ5クラスなら、多分、誰でもできます。)
そうして、回数を重ねるごとに脈拍があがります。もちろんセット間に休みは入りますが、1分半も休憩は要らないので、30秒くらいで次にいきます。そして、更に脈拍があがり、少しだけ汗が出ます。
終わった頃には、ちょっと体が動ける感じになります。脳が体を動かすために必要な物質を出してくれるのです。
そこで、今度は、同じRuntasticが出している腕立てのアプリを使います。これも同じような要領で使えます。
ただ、腕は、それほど回数を重ねられないので、回数による調整が難しいところはあります。いくら、ずるいフォームでやったとしても、なかなか40回連続腕立て伏せはできませんからね。(なので、初手はスクワットをおすすめします。セクシーなお尻もセットで入りますので、女性にもおすすめです。)
個人的には、このスクワットと腕立てさえやっておけばいいと思っています。腹筋は実は腕立てでも鍛えられるので、腹筋だけを強化するようなトレーニングには少し消極的です。(腹筋を鍛えるメソッドの一部には、多少、リスクもありますから。)
ここが重要なのですが、このスクワットと腕立てが終わったら、なんだか外に出られる感じがしてきたのです。
別にお風呂に入らなくてはいけないほどの汗はかいていませんので、私はすぐさま運動用のジャージに着替えて財布とスマホを持って外に出ました。「あわよくば、ジョギングっぽい感じで近所を周回してからスーパーに買い物に行って帰ってこれるのでは?」と思ったのです。
結果としては、なんとRuntasticが起動不能になってしまったので、買い物だけで終わったのですが、それでも大収穫です。もしかしたら、Runtasticがちゃんと起動したら、帰ってきたときには、なんだか達成感に包まれてしまって、何もできなくなってしまったかも知れません。(このブログも書けなかったかも知れません。)
私もいまや患者みたいなものですから、思うままにダラダラと書いてしまいました。
ただ、ここから導き出されることはいくつかありますので、それをもってまとめとさせてください。
- 私はそもそも水泳やマラソンをしてきたので、筋力も持久力もあるほうです(水泳は市民大会なら入賞レベルでマラソンはサブ5をしています)。それでも、2ヶ月ハードなトレーニングを定期的にしなかったら、気持ちが塞ぐとジョギングすら難しくなります。運動習慣がなかった人がいきなりジョギングをしてはいけません。もっというと、自宅から自分の足でいままでなかったスピードで遠ざかるなんてことは、本能が拒否するのは当然です。やるのなら、離れるのは歩きで、帰るのはジョグ、です。
- 運動のやりすぎは絶対に避けなければなりません。怪我もそうですが、燃え尽きてしまうこともあります。物足りないくらいでも、やりすぎの場合があります。物足りない感じで終わりましょう。「物足りない」が次のモチベーションになります。満足は禁忌としましょう。
- ウツは負のスパイラルです。そのためには、やりたくないこともしなくてはいけません。その一つが運動です。「私は生きていくのだ」という本能を呼び覚ますのが運動です。なぜだか、なんとなく分かりますよね?私たちは体を動かすことで生きてきたのです。
- 「やりたくないことをやった」のに「物足りない」と思うレベルにすることが適正といわれるとツライと思いますが、それはうまくやれている証拠です。そのくらいの余裕が、健全なのです。他の人が何と言おうとどういう状況であろうと、会社や社会がどうであろうと、自分が継続して出せるアウトプットというのは、外的ストレスだけでは総量は増えないのです(短期的に増えたように見えるかも知れませんが)。むしろ、減ります。
- 所属している組織に対してのアウトプットを気にしてウツになっている時点で、あなたにはファンがいるはずです。少なくとも、そうあることが正常です。端的にいうと勿体無いのです。だから、自分を褒めましょう。できなかったことではなくて、アウトプットがあったことを褒めましょう。ブログでも単なるアラートでもなんでもいいのです。表現できたのなら、何かが進みます。変わります。あなたは、自分の存在感を出したのです。
といった感じを自分に刻みつけ、赤面しながらFacebookに共有します。私も奮闘中ですゆえ・・・。