ご無沙汰しております。およそ2年ぶりの投稿となりましょうか。
いろいろシステム的なところを弄くりだしていたら、全然原稿に入っていくことができず、それだけで満足しそうになってしまいました。これはいかんということで、こうしてのっそりと書き始めている次第です。
現在の著者の状況
さて、この2年のあいだに色々あったわけですが、世相のことは本筋ではないので一旦おいて、私自身の状況について軽く説明をさせてください。
ウツ発症から寛解、そして今の状況については、ページの横だか下だかに著者の説明として記載してあります。変化があれば追記をしていますので、参考までにご覧ください。
ウツの状況としては、もう性格まるごと変えた感じではあるので、寛解ではなく、完治と言って良いと思っています。
家計もまあ良好でしょうか。貯金はありませんが毎月返済をして借金を減らしています。専門職の管理職待遇ということになっているので、部下はいませんが給料が一段上がっています。
健康状態は良好と言っていいと思いますが、ワクチン2回のあとに、関節周りのヒリヒリという感じの痛みがことあるごとに出てくるので、これにはちょっと参っています。運動のパフォーマンスに直接影響はしていないと思いますが、寝るときに気になるレベルではあります。
母が亡くなったあと、父は腹と頭で大病をしているので、父が健康かといわれるとそうでもないですが、小康状態は保っており、自炊して自立して実家で一人で生活しています。
以上を鑑みるに、バツなしアラフィフおじさんとしては、恵まれた状況と言えます。
今後の切り口とスタンス
私自身は考え方を徹底的に改善していくことでウツを治したので、薬であったり、現状に甘んじて受け身であり続けることには、強い抵抗感を持っています。
ウツなのですから、ネガティブな態度が表に出てしまうことはやむを得ないことであるし、それ自体を責める気持ちはありません。そもそも、その責める気持ちがウツを悪化させていくと思うので、自分で自分を責めないで欲しいと思っています。
だからといって、そのままで良いということにはなりません。「しょうがない」という諦めの感情には強く抵抗します。前に進まないし、私自身が引っ張られるからです。
まず、現状を受け入れて、そこから少しなりとも良くなっていく努力をするというのが、ここの基本方針です。
「絶対に自殺なんてしないし、絶対に諦めないからな!」
苦しいときは、そんな言葉を声に出して、自分をどついていました。あのときを思えば、大抵のことは踏ん張れますし、いまでも「本当によくやった」と自分を褒めては涙しています。
そういったわけで、ここでは「薬自慢」「不幸自慢」「現状がひっくり返せないことの巧妙な言い訳」を許容し理解しつつも、肯定はしていかないスタイルを貫きます。
なんでも身の丈に合わせてコツコツと
ウツからの寛解を目指す場合に陥りやすいマインドセットは「さようなら、今までの私!こんにちは、新しい私!」というやつです。
これは、いままでの自分を否定することで、新しい一歩を踏み出すというモチベーションを得ているのだと思いますが、残念ながらそんなに人生甘くありません。
万事が万事、因果応報というものでして、今の自分は過去の自分の結果であり、未来の自分は今の自分の積み重ねの結果という法則からは逃げ出せないのです。
心の問題としてフォーカスするとなにやらよくわからなくなってきますが、スポーツや勉強を例として考えると、感覚的にはわかりやすいと思います。
たまたま試合やテストの結果が良いこともあるかもしれませんが、やはり一定の実力というものはあります。「格の違い」ということは厳然としてあるわけです。
プロの練習をしたからプロになるということではなく、プロになるために試行錯誤を繰り返して積み上げたからプロになったのであって、練習自体は「現状を改善するプログラム」という一側面でしかないのです。
このあたりは、シリアスな市民ランナーも間違えていることが多く、これが原因で怪我ばかりして苦しんでいたりもします。
ウツがどうこうではなく、人間、そういうところに足を取られるものなので、「できて当たり前」というものは、そもそも主観でしかないのかもしれません。人によって「当たり前」は違うものなのです。
話が大きくなってきましたが、人によって状況だけでなく、段階も違っています。同じような状況だからといって、同じような手法でうまくいくことはそれほどないかもしれません。
ただ、知識として知っておくこと、そういうものだと心得ておくこと、自分用のアレンジが必要だとわかっていることは、とても重要です。
そのうえで頑張っていくわけです。頑張らなかったらダメです。正しく頑張っていきましょう。