休職したら最初にすること


転がり込むようにギリギリの状態で手に入れた休職。嬉しいとかワクワクとかそんな感覚はもちろん、ほっと一息つけるという安堵感もないだろう。恐らく退職の執行猶予をもらった気分に違いない。

よく眠りよく食べる

なんとか休職というステイタスを手にしたときに、そこにあるのは、何もしなくていい時間とかっつかつのMPとHPだ。
好きなときに寝て好きなときに起きて好きなモノを好きなだけ食べて、まずは色々回復させるといい。

至福と感じるだろうか?楽しいと感じるだろうか?みんなが働いているときにこんなことをしていて申し訳ないと感じるだろうか?

構うことはない。それが今のあなたの仕事なのだ。そうするために休職したのだ。

早寝早起きなんてクソくらえ

「あまりに自堕落な生活を送ってしまうと職場に復帰できなくなる」と考えてしっているのではないだろうか? もし、そんなことを考えているのであれば、むしろ大丈夫だと言える。心配には及ばない。

あなたはこんなふうに思っているかもしれない。「これでは会社に行こうとしてどうしてもいけなくて、欠勤したときと同じじゃないか。

全く問題ない。2~3日療養した程度じゃダメだから、長い期間、休むということで休職したのだから、寝たいときに寝て、起きたかったら起きればいいのだ。意図的にやるのと図らずもそうなってしまうのとでは、全然違う

休職しているあなたは病気なのだ。医師から診断書をもらい、休まねばならないと処方された患者なのだ。休職する前に「社会人失格」とか「気持ちの問題」とか言われて蔑まれたとしても、それは過去のことだ。医師の処方を信じて、患者は患者らしく休みなさい

引きこもって構わない

自分の家に引きこもって、深夜にコンビニ行ったり牛丼屋いったり、交わす言葉はひとことふたこと。こんな生活を続けていたらと不安になるかもしれない。

そんな不安を感じるあなたに「おめでとう」と私は言いたい。「こんな生活が続けばいいのに」なんて思うより、生存本能から考えればよっぽど健全だ。少なくとも、私の最初の状態であることには間違いない。自力でなんとかなるレベルだ。

そのとき考えればいい

「復職するときにこんな生活習慣が染み付いていては・・・」なんて考えるかもしれない。大丈夫だ。そのときに考えればいいのだ。復職する前にまだまだ不安なら休職を延長すればいいのだ。

休職の期間を決めるときに、こういう考え方もあるので参考までに聞いて欲しい。

就労規則で休職期間の上限を決めているところが多いと思うが、それが明記されていなかったとしても1回の休職は、半年というのが上限としては、まあ心情的にも妥当だと思う。その半年を最初の休職でとってしまって、医師の許可があれば早く復帰することができるというとりきめにするのも手だ。

ちなみに私は8月から12月の5ヶ月の休職をした。そして、5ヶ月まったく音沙汰がないというのもあれなので、月に1回だけ面談をすることを取り決めた。これは上司の要望によるところもあったが、これはこれで良かったと思う。

大丈夫。このまま自堕落で終わるつもりはない。次のフェーズへの移行のしかたもしかと心得ている。

でもまずは、力の抜き方を覚えよう。肩に力はいっているぞ。ほら、また歯をくいしばっているぞ。

何かあっても、このフェーズに戻れば回復するという自信を付ける必要があるのだ。そして、これからが大変なのだ。本当に本当にね・・・。

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