うつであるからこそ状況を伝えることから逃げてはいけない

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力技で消耗しない

休職後、時短勤務などでリハビリを進めていくことが多いだろう。しかし、それでも頭が一杯一杯になってしまうことがある。いや、むしろいつも追い立てられているような気持ちかもしれない。

まわりは仕事の作業効率が落ちていることに気がついていない。また、自分自身でもそれを認めたくないと思ってしまっている。それに、時短なのだからその間だけでも頑張ろうとしてしまう

そして、言われた作業を苦しくても無理やり終わらせようとしてしまうのだ。

これでは休職する前と何もやり方が変わっていない。仕事を抱え込んでしまってボロボロになったことを忘れてはいけない。心身ともに回復してもやり方を変えなければ、同じことの繰り返しになるのだ。

調整することに力を使う

作業は個人ですすめる勉強とは違う。集団行動の一部であるし、全体として成果を上げることが求められる。何か不都合があるならば、自分で解決しようとせずに、まず、不都合があることを責任者に伝える必要がある

自分で背負ってしまえば、会話をしなくて済むし、そのほうが楽のように思える。

しかし、リハビリ直後では、以前のような頑張る気力は残されていないのだ。作業が終わらないことを伝えるのは避けられないことであり、調整の第一歩なのだ。

慣れない調整で消耗するのは当たり前

今まで避けてきたことであり、苦手なことなのだから、調整をするのはすごく疲れることだろう。しかし、いままでまったく調整をしてこなかった人たちは、最低限の調整は覚えなくてはいけない

これは向いている向いていないの話ではない。

逃げてはいけない

「終わりそうにない」とか「膨大すぎて工数すら読めないので不安」とか、まずはそのレベルの訴えでも構わない。不満ではなくて不安を伝えるようにすることがうまく伝えるコツだ。作業が終わりそうになくて困っているという文脈で話すのだ。

とにかく、状況を説明してなんとかしてもらうという最初の段階からは逃げてはいけない。

やってみると意外と助けてくれるものである。伝え方が分からないのであればそのことも伝えたらいいのだ。うまく割り振って全体としてうまく運用するのが責任者の仕事なのだから、仕事の一環として助けてくれるはずである。

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