復職したてのリハビリ期は高熱があるときの集中力しか出ない

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30年ぶりくらいにインフルエンザにかかって高熱を出したら、集中力が鬱で苦しいときの同じレベルにまで低下した。リハビリもそういうつもりでやらないからやりすぎちゃうのだろうなと思った次第である。

インフルエンザA型にかかった

恥ずかしながら先日インフルエンザにかかった。近頃は熱がろくにでないというインフルエンザもあるらしいが、私の場合はガッツリと熱があがった。インフルエンザにかかるのは小学生のとき以来で、熱も小学生並に上がってしまった。

ただの高熱のレベルじゃなかった

41歳にして39.5℃はなかなかの高熱である。意識が混濁してくるし、高熱のときは何故かネガティブなことが頭に思い浮かぶ。

身体の節々が痛くて力を入れることができないなどの特有の症状はあれど、一番参ったのはまったく集中が出来ないことであった。本なんて読んでいる場合ではないのである。

「これを乗り越えたのか」と思った

この感じは何かに似ている・・・というレベルではなかった。

「うわぁ。これ!休職明けの全く集中ができなくてすごくつらかったときと同じ感じじゃないか!」と恐怖した。

「インフルエンザで40℃近い熱をだしたときの感じ」と「うつ病で頭が灼熱しているときの感じ」が非常に似ている。

しかもインフルエンザは長くても1週間程度でこの超高熱状態も1日程度だが、鬱は数ヶ月ではきかないレベルで続く・・・。本当に地獄だった。本当につらかった。

私はこれを制したのだよな・・・とインフルエンザの熱にうなされながら考えたのであった。

そのつもりで計画する

休職明けでリハビリをしていくときは、自分はインフルエンザのとき程度の気力と集中力しかないものだと思って計画をしたほうがいい。

本当に何も出来なくて絶望するし、それはそういうものだといわれても納得出来ないと思うが、インフルエンザで40℃くらいの熱が出ているときの行動計画だと思ったほうがいい。

つまり・・・行動計画を立てること自体が無謀ともいえる状態なのだ。

体温40℃の自分が捌ききれるワケがないし、それを自分も周りも理解出来ていないのである。

だから、このインフルエンザで体温40℃になっちゃっている感じで理解してもらったほうが早い。もちろん、当の本人であるあなたもピンとこないかもしれない。

大げさではなく実感として鬱は「インフルエンザで体温40℃になっちゃっている感じ」と酷似している。38℃後半とは次元が違う。

「そういうことみたいですよ?渦中の私にはわからないですけど。」でも構わない。理解してもらう努力をなんとかしつつ、自分も自分を責めすぎないようにしてもらいたい。

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