まずはあわてずに聞いて欲しい

どのようにウツについて書いていくと真意が伝わるのかと考えあぐねている。

経験者だけど素人

私は正解を知っているわけでも、高い知見があるわけでもない。自分がうまくいった方法やうまくいかなかった方法を知っているだけなのだ。そして、その方法を正確に伝える自信もない。

人にはバックボーンがあり、得手不得手や好き嫌いがある。それによって、同じ状況でもまったく違う反応を示すことがある。「ことがある」どころではなく、全く違う反応を示すのがあたりまえだと思っている。

多くの人はそれを聞いて「そうだろうそうだろう」と納得するのかもしれないが、本当に分かっているかどうかは、甚だ疑問である。

カテゴライズしてまとめると分かった気になる

人というのは、なんでもカテゴライズしてしまう傾向にある。かくいうこの考え方自体もその一つだ。「~するやつはいつも~だ」みたいなことだと言えば分かってもらえるだろうか?

自分が知っている枠にあてはめて理解したことにしておきたいという心情なんだろうと思うし、そうすることによって「得体のしれないもの」ではなくなるから、安心するのだと思う。よく分からないことを、本当に完全にわからないものとして処理するのは怖すぎるから、タグ付けをして倉庫にしまっておくのだろう。

このタグ付けが悪いことだと言っているわけではない。ただ、そういうプロセスでタグ付けを「とりあえず」しただけであって、自分なりにちゃんと検証したものであっても、それはそれまでのバックボーンやらで判断したものであって、それだけのものでしかないということなのだ。

原因を特定したくて焦っている

なぜこんな話をしているのか?

ウツで苦労している人にしてみたら、世の中には魅力的な話はあふれているのかもしれない。そして、あなたが困っていれば困っているほどそこに飛びついてしまうだろう。特に、外的要因でウツが引き起こされているという話は、すごく魅力的に見えることだろう。なぜならば「自分が悪いのではなくてコイツが原因」と身の潔白を証明できるからだ。

飛びつくのは構わない。ただ「それは仮説であって、それを軸にいま解決策を探しているだけだ」ということを忘れると遠回りをしてしまう。「これは!」と思ったとしても、可能性のひとつとして調べているということを忘れてはいけない。

お友達になる前に知り合いにならなくてはいけないのだ。それもこれもすっとばして「結婚しよう」なんていうアプローチをする傾向が自分にあると思ったら、よくよく気をつけなくてはいけない。

ただ、そんな運命の出会いなんてそうそうない。もしそれで解決したとしたら、そもそもそれはウツではなくて、ウツと同じ症状をともなう別の病気ではないかと思う。

どっか叩いたり引っ張ったりしたら「体調がよくなって自信が出てきて彼女ができました」なアプローチではなく、「自信を持つにはどうしたらいいか?」というアプローチをしていきたいと考えている。

私がウツを治そうと思ったときに心に誓ったのは「絶対にあきらめない」である。

まちがってもなんでも、治るまでは諦めない。そんな感じで取り組んでいただければ、ウツから得るものも大きいかと思う。「これは」と思う解決策にいきなりゼクシーを渡したとしても、諦めなければそれはそれでいいのである。失敗しても逃げ出しても諦めなければいいのだ。

これから時間をかけて記事を上げていこうと思う。あなたの一助になることがあれば、私のリソースを割いたかいがあるというものである。
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