リハビリ初期は頭が爆発するものだ

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休職後、リハビリで出社しているときに、あまりの情報量の多さに戸惑うことがある。現場のスピード感に全くついていけないのだ。

ワーキングメモリが足りない

休職明けだと本当に情報がさばけない。私たちは人の声や表情からも情報を得ているし、そこから連想して(妄想して)、別のことを考えたりもする。

通常は人の感情を察するのにパワーを使わないが、うつだとものすごくパワーを使う。心に余裕がなく常にざわついた状態になるのだ。

そこに更に情報が降りかかってくると、パニックに陥ってしまう。

これは頭の処理が追いつかないというよりも、考えるためのスペースが足りないから起きている状態なのだ。

ひたすら付箋に書いて机に貼る

スペースが足りないのであれば、作ればいいのである。

私が試して効果があったのは、ちょっと大きな付箋に気になったことをガンガン書いて貼り付けるという作業だ。ToDoではなく「~さんに状況を聞いたほうがいいかも」とかでも、「今日は何をするんだっけ」でも構わない。とにかく文章にできるものは全部書いて貼っておく。

頭が灼熱しているという状況だと、結構な量の付箋になる。キーボードの前のスペースが全部埋まってもなお足りないという状況も珍しくない。リハビリ期は気になってしまうことが多いということがこれで分かるだろう。

能力が落ちているのは、心がざわついているからで、処理能力が下がったわけではないのだ。

付箋をグループごとに分ける

グループわけもザックリでよいが、まずは考えてもしょうがないことと考える意味があることに分けるのを先にやろう。付箋は捨てたりせずに、まとめておいておく。気持ちは気持ちとしてちゃんと受け止めておくのだ。無駄な気持ちというものはないのだ。

優先順位をつける

ここまでくるとある程度、こころにスペースができていることだろう。

優先順位をつけるといっても、おそらく、今やらないといけないことというのは1つか2つくらいしかないだろう。

毎回こんなことをするのは大変だと思うかもしれないが、そう思っているということはまだ実践したことがないに違いない。3回もやれば、こんなことをする必要がなくなってくる。「大事なことはすくない」ということを身体で覚えるからだ。
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