湧き上がる焦燥感の抑え方


以前、自宅でソファーに座っているだけなのに、いきなり湧き上がる焦燥感を持てあましていたことを思い出した。この焦燥感というか不安というか恐怖は、なぜか「死にたい」に変わっていく。自分でもよくわからないが、「こんなに追い立てられるのであれば自分で終わらせてしまおう」という気持ちなのかもしれない。とにかく、この焦燥感はなかなか厄介なのだ。

無機質な情報で考えをそらす

そんなとき私は、ビデオオンデマンドサービスのHuluの自然とか旅行とかサイエンス系の番組を見ていた。PCではなく、PS3を使ってテレビで見ていた。

能動的に動けるほど元気ではないので、ぼーっとしているだけで頭のなかを満たしてくれるものが良かった。
登場人物の感情を読み取ったり、ストーリーを楽しむことすら難しいので、自然とか旅行とかサイエンス系というチョイスなのである。
NHKのオンデマンドでもいいと思うし、実際私は両方見ていた。

感情をゆさぶらない

ほんとうに疲弊しているとよく分かるが、感情を強く持つことで消耗をする。ポジティブだからといって「楽」というわけではない。

また、感情の流れに逆らうのにもものすごい力を使う。下手をすると感情を気にしすぎて逆効果になることもある。悲しいときに気持ちを紛らわそうと明るい曲をかけたら余計つらくなったというようなケースがそれに当たるだろう。

クルマでギアがバックにはいっていて加速中なら、いきなりドライブに入れたら壊れてしまう。先の方法は、アクセルとブレーキは触らずに、とりあえずギアをニュートラルに入れてしまうというやり方だ。

頭の中を感情的ではない言葉で満たすことで、負の感情が育つことを邪魔するという作戦は、無理をしないのでなかなか有効だ。時間がかかるかもしれないが、感情が暴走することはないので、おすすめできる。
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